日本語ペラペラアメリカ人YouTuber「スティーブ」とは?
日本の「普通」と世界の「普通」の違い。これは日本にずっと住んでいては実感できません。
しかしアメリカ人YouTuber「スティーブ的視点」(以下、スティーブさん)は、日米を頻繁に行き来するビジネスマンの視点から、日本の凄いところ、良いところを面白おかしく紹介してくれています。
Taking care of business #stevespov #スティーブ的視点 @fusionmotorcompany https://t.co/KYgV2qs0jp pic.twitter.com/UY5GVmgA4k
— スティーブ的視点 StevesPOV (@StevesPOV) 2017年4月1日
スティーブさんはロサンゼルスに住みながら、ビジネスコンサルティングや通訳、翻訳などを長年生業とするアメリカ人。チャンネル概要欄では自身を「流暢に日本語を話す大和魂を持つ面白い外国人」と表現しています。
チャンネル開設は2008年の12月25日。2017年4月24日現在でチャンネル登録者数は約7.5万人、総視聴回数は約1,940万回にも上ります。
ド派手LEDランボルギーニ軍団 夜間首都高爆走編 パート1Tokyo Midnight LED Lambo Run Pt.1 Morohoshi-san BEST VIRAL 2014
中心となるのは車系の動画。特にイタリアの自動車メーカー「ランボルギーニ」の車が大好きなようで、かなりの数の動画が投稿されています。こちらの動画はスティーブさんの一番人気の動画で、総視聴回数は250万回以上にもなります。
内容は日本で知り合った「モロホシさん」という日本人男性の方に、ネオンライトに輝くランボルギーニに乗せてもらうというもの。クルマ好きにはたまらない動画ですね!
スティーブさんっていつもこんなすごい車の動画出してるけど
ほんとに凄いなぁ…羨ましいw
電装ランボルギーニ…綺麗
クリスマスの夜とかに見たら
「(´っヮс)ウオオオオオオwwww」
ってなるんだろなぁ pic.twitter.com/AYCGCsbIaL— 矢矧提督 IAちゃんも大好き (@srt8hm) 2016年11月13日
@StevesPOV スティーブさんのYouTube拝見しています!一番ランボルギーニが出てくるのは、好きです!気に入っています
— KAI・TOCA・EDM (@prsea56) 2015年6月4日
ランボルギーニの登場回数が多いのは、スティーブさんのチャンネルの特徴の一つとして確立されているようです。なかなかランボルギーニを間近で見られるチャンスはないので、その意味でもチャンネルの魅力になっています。
スティーブの日米比較動画おもろい笑
— Shu-TO (@rcvuce) 2017年4月4日
YouTubeで
スティーブ的視点って言う人の日米比較見てるけど
実際はどうか置いといて
面白い— パルパル (@0225Toki) 2017年4月6日
しかし彼のチャンネルの魅力は車だけではありません。日米を行き来しているスティーブさんだからこその、「日本の素晴らしさを伝える動画」や「日米比較動画」も大きな魅力です。以下ではこの2つのジャンルからいくつか動画を紹介していきます。
日本の素晴らしさを教えてもらおう!「おもてなし」シリーズ
まずはスティーブさんの「日本人すげえ!」という感動が伝わってくる、「おもてなし」シリーズから紹介します。
日本の公衆トイレに潜入してみた Japanese Toilet OMOTENASHI Public Restroom
こちらは2014年6月10日に投稿され、現在23万回以上再生されている動画です。内容は駅の公衆トイレに潜入するというもの。「トイレに何の用?」と言いたくなりますが、スティーブさんはいくつもの日本の公衆トイレの素晴らしさを指摘してくれています。

出典:https://youtu.be/QjB6N7hMiDQ
男女の区別がわかりやすいことから始まり、自動で水が出る水道の便利さや、親御さんがトイレをしている間に子供が座れるようになっている椅子の存在などを、ネイティヴの英語で次々指摘していきます。
動画はスティーブさんが作った日本語字幕付き。さすがは日米をまたにかけているビジネスマンですね!
日本のハイテク自動販売機パート2 Japanese Hi-Tech Vending Machines Part 2
お次は自動販売機を紹介しているこちらの動画。2014年8月5日に投稿されて、現在7,000回弱と再生回数はあまり伸びてはいません。しかし「こんなにいろんな種類の飲み物が一つの自販機で買えるのは凄い」という視点を筆者は初めて知りました。
確かに海外のドラマなどに登場する自動販売機は数種類の飲み物がずらりと並んでいるイメージが強いですよね。スティーブさんはこれ以外にも某アイスクリーム自動販売機の紹介もしています。
世界でも類を見ない素晴らしいサービス 日本のガソリンスタンド Japanese Gas Station FULL Service!
こちらは「スティーブさんがガソリンスタンドの1日体験に挑戦した」という動画。2014年3月13日に投稿されて、現在9.5万回以上再生されています。
日本のガソリンスタンドのサービスレベルを世界に伝えるための動画ですが、それよりもあまりにも完璧なスティーブさんの接客に驚いてしまいます(笑)日本語が上手すぎる!

出典:https://youtu.be/z9Y205Irw1sL
日本のガソリンスタンドの実態と合っているかは別として、アメリカ人のスティーブさんが日本の接客に驚いてくれたのは、日本人として素直に嬉しいですよね。実際、コメント欄でも海外のユーザーが驚きと感動のコメントを残しています。
ハイレベルな接客は、まさに日本が世界に誇るべき文化ではないでしょうか。
抱腹絶倒!「日米サラリーマン比較」シリーズ
続いてはコメディ要素が強めの「日米サラリーマン比較」シリーズをご紹介します。
コメディ要素が強いとはいえ、日本とアメリカの特徴を的確に捉えた比較動画となっているので、「自分はやっぱり日本が好きかなあ」などと自分の好みと照らし合わせながら観るのもおすすめですよ。
【日米比較】日本人サラリーマンとアメリカ人セールスマンの昼飯ランチタイムの過ごし方 Japanese Salaryman vs American Salesman- Lunchtime
こちらは日米サラリーマンのランチタイムを比較した動画。2016年1月5日に投稿されて、現在14万回以上再生されています。
筆者も会社員時代に実践していた、お客様のためなら昼休みも犠牲にする日本人と、自分の時間を問答無用に確保するアメリカ人の違いが、わかりやすくコミカルに描かれています。

出典:https://youtu.be/JOv5UjOyHdo
昼食はピザとコーラ。食事中に電話がかかれば無視をするか「今飯食ってるから」と電話を切る。ここまで酷い人が実際にいるのかは定かではありませんが(笑)、日本人の表現が少なからず当たっていることを考えると、案外リアルな話なのかもしれません。
日本人サラリーマン 対 アメリカ人セールスマン 名刺交換のマナー Japanese Salaryman vs American Salesman Business Card Etiquette
こちらは日米サラリーマンの名刺の渡し方を比較した動画です。2015年12月3日に投稿されて、約4万回再生されています。相手に配慮しながらきっちりと名刺の受け渡しをする日本と、「嘘でしょ?」と思うくらいテキトーなアメリカ。
これをスティーブさんが見事に演じ分けています。

出典:https://youtu.be/CJjdvJfbIQQ
特にこの「アポの15分前に来てしまう日本人の来客」と「まだ15分前なのにとうんざりするアメリカ人」の対比は面白いですよね。ただもっと面白いのはこの動画のコメント欄です。筆者は「アメリカ人テキトーすぎるだろ」というコメントが多いかと考えていました。
しかし実際は「日本人はここまでやっても生産性が低い。本当に無駄なことが好きなんだよなあ」といった内容のコメントが多数を占めるのです。スティーブさんの日米比較は、単に日本礼賛に終わらない奥深さを持っていると言えるでしょう。
日本人サラリーマンvs.アメリカ営業マン日米比較 Japanese Salaryman vs. American Salesman- a funny cultural comparison
こちらは日米サラリーマンシリーズの記念すべき第一弾。2013年9月22日に投稿され、現在92万回以上再生されている人気動画です。後半のアメリカ人の部分は字幕がありませんが、YouTubeの字幕機能を使えば英語がわからなくても理解できます。

出典:https://youtu.be/wJa7BTRRhYk
日本人サラリーマンの必要以上の相づちやゆっくりと電話を置くシーンからは、スティーブさんがよく日本人を観察していることが垣間見えます。そしてやはりアメリカ人はテキトーで、一見するとこの動画も「日本人の良さ」を伝えるためのもののように思えます。
しかしやはりコメント欄には「日本人の労働生産性の低さ」に焦点を当てたコメントがずらり。中には「笑うに笑えない」と、日本人への手厳しい風刺のように受け取っている人もいます。単に面白いだけではないところが、スティーブさんのチャンネルの魅力ですね。
スティーブ的視点から「車」と「日本」を観てみよう!
スティーブさんのチャンネル「スティーブ的視点」は、車好きやランボルギーニ好きはもちろんのこと、「外国人から見た日本」を知りたい人にもおすすめできるチャンネルです。日本人の「普通」がいかに「変」なのかを知る、良いきっかけになるはずです。
Steve スティーブ的視点の撮影はいつも大がかりだぁ(笑) pic.twitter.com/Q3ILMvGhAt
— スティーブ的視点 StevesPOV (@StevesPOV) 2017年1月24日
普通では見られない車、普通では知ることができない日本。これらに興味がある人は、ぜひスティーブさんのチャンネルを登録しましょう!
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