アメリカの映画によく登場する、スクールカースト
今日打ち合わせで、「アメリカのスクールカーストはめっちゃすごい」って話が出てアメリカン・パイ思い出した。洋画でだいたいモテるやつはアメフトやってるイメージw pic.twitter.com/FgdlZxTtCC
— まるるオルタナティブ (@maru_ru_ru) 2017年10月4日
アメリカの高校が舞台の映画を観ていると、必ずと言っていいほど登場するのがスクールカーストという概念です。
スクールカーストとは、簡単に言うと学校における階級制度のこと。所属クラブや趣味などでコミュニティが明確に分けられていて、そこには残酷なまでの上下関係が存在しています。
グリークラブでのリーダーやってるフィンも大好きだけど、アメフト部のリーダーやってるフィンも大好き。
フィンのような、コーリーのような人が理想の男性像。大好き。 #4yearswithoutcory pic.twitter.com/ZEL93V7kBD— maria (@mrmryn) 2017年7月13日
スクールカーストの頂点に君臨しているのが「ジョック」。アメフト部など、影響力のある体育会系クラブに属している男子生徒がこれに該当します。そのなかでも、キャプテンは「トップ・オブ・トップ」な存在です。
初リプです(*^^*)
ドラマGLEEのクイン役の女の子ですね!歌って踊れて綺麗で私も大好きですpic.twitter.com/pF0JIsSpNZ
— オジョ丸 (@ojo_maru) 2017年8月23日
女子生徒のトップは「クイーン・ビー」。チアダンス部や演劇部など目立つクラブのリーダーをしていて、イケてる「ジョック」とお付き合いしていることが多いです。映画やドラマだと、非の打ち所がないブロンドの美人として描かれていますよね。
「バス男」改めめでたく原題に戻ったそうなので「ナポレオン・ダイナマイト」笑
イケてないDKとその家族のシュールなコメディ…なんだけど、冴えなくても良いじゃん!て優しい笑いと物語が終わるとみんながちょっとずつ幸せになっているハートフルな映画〜みんなキャラ濃いけど静かに笑わせてくる笑 pic.twitter.com/XCtElDjWT0— とみおじい (@jackallminds) 2017年1月23日
その対極にいるのが「ナード」と呼ばれる生徒たちです。スクールカーストの下位に位置していて、ガリ勉の「ブレイン」、オタク趣味を持った「ギーク」、ゴシック系の音楽や服装を好む「ゴス」などが含まれています。
若かりし頃のビルゲイツ、本当理系オタク、ギーク感ハンパないよね pic.twitter.com/CPfRhmI37s
— しバやす (@911sbym) 2017年1月6日
学校では負け組だと馬鹿にされますが、卒業後には大成功する人も多いのが特徴なのだとか。事実、マイクロソフトを創業したビル・ゲイツさんも学生時代には「ギーク」だったと自身で語っています。
今知ったけどアメリカのスクールカースト怖すぎだろ
爆豪勝己がナードとか言ってたのってこのことか
アメリカに生まれてたら完全にナードだったわ
あぶねー— なつき (@natsuki__0214) 2017年10月10日
アメリカのスクールカーストって、なんで「あって当然」みたいな扱いされてるのか理解に苦しむんだよなぁ
そりゃ日本にも似たようなのあるけどさ、可愛いもんでしょ日本のは— えすり@きんかん (@GriGriKinkan) 2017年10月10日
日本の学校にはここまでわかりやすいピラミッドはないので、少しリアリティが薄いですが……。アメリカの高校には、映画のようなスクールカーストが本当に存在するのでしょうか?
YouTuberが語る!スクールカーストって本当にあるの?
アメリカの学校に通っていた経験があるYouTuberが、スクールカーストについて教えてくれています!
アメリカのスクールカーストを説明する
アメリカで生まれ育った井上ジョーさんによると、やはり「ジョック」や「ギーク」などの区分は存在するとのこと。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=yuu4oT3ZzQs
アメフト部が最上位なのは前出の通りですが……。同じくらいのカーストのコミュニティとして、サーフィン部やスケーターキッズなども存在しているそうです。
井上ジョーさんの高校では、「ゴス」はスクールカーストの外に存在していたんだとか。そのため、虐げられていた「ナード」の生徒が反骨精神で「ゴス」に生まれ変わる……ということもあったらしいです。
確かに、アメリカ出身のゴシック系バンドマンは過去に「ナード」だったと明かしている人が多いイメージがあります。
現時点で全く英語喋れないから余計ね
1年半くらいで留学できるほど喋れるようになるかなぁ
流暢な英語は留学中に身につけれるとしても
不安すぎるなぁぁぁカタコトな英語ですら喋れるようになれる気がしない— ギズモパイセン (@GIZMOpaisen) 2017年10月17日
井上ジョーさんが思うスクールカーストの最下層は、英語がわからない留学生。母国語ばかり話しているとなかなか馴染めないようです。留学に行く日本人の立場からすると、ちょっとドキドキしてしまいますね!
アメリカの高校生はどんな感じ?
九州でアメリカ人タレントとして活動しているYouTuber、ボビー・ジュードさん。アメリカの高校に通っていたときは、スクールカーストのちょうど中間くらいの位置にいたんだそうです。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=DebrwPjWWIY
20万再生された動画のなかで、ボビー・ジュードさんは「スクールカーストはあるが、ドラマで描写されるほどひどくはない」と語っています。映画やドラマはフィクションなので、どうしても誇張した設定にはなってしまいますよね。
スクールカーストって和製英語で、実際のアメリカでは使われていないんだってな
スクールカーストって言ってもたぶん通じない— 菅野さやこ (@sayako16) 2017年2月6日
そもそもスクールカーストという言葉は和製英語で、アメリカではもう少し柔らかく「クリーク(仲間、派閥)」と表現されるんだとか。
ニューヨークの高校はアメリカの映画に出てくるような学校とは全然違う
なかには、スクールカースト最上位になるはずのアメフト部やチアダンス部がない高校もあるようです。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=37d8jqm-G00
YouTubeチャンネル「RapToLearn」のリクトさんが通っていた高校は、ニューヨークのウォール街近くのビルのなかに入っていたそう。校庭はおろか体育館もなく、スポーツが盛んではなかったのでアメフト部も作られなかったというわけです。
アメリカは広い国なので、学校がある地域によって事情が大きく変わってくるんですね。
結論:スクールカーストは存在する(しかし、程度は学校による)
ブレックファスト・クラブ観た。
めっちゃ好きだアメリカのハイスクールを感じるぜ!
スクールカーストの垣根を越えて心を通わせ合うシーンが最の高。一人一人のキャラに人間味があって良い。用務員のおじさんも良い。先生クソだ!笑 ラストも涙出ちゃうくらいに最高の最高だった!!! pic.twitter.com/ERzrIFp1an— つれづれ子 (@tsuredzure_ko) 2017年6月22日
アメリカの高校には確かにスクールカーストが存在するが、学校がある地域によってその程度は違う、というのが事実だったようです。「映画やドラマで観るほどひどくはない」という言葉も聞くことができて、少しだけほっとしました……。
オタクには親切にしよう。彼らの下で働く可能性が高い。
-ビルゲイツ- pic.twitter.com/GSNDfZghyE— ぐれいぷ。 (@gracelondon11) 2017年1月18日
前述した通り、学校で「ギーク」だったビル・ゲイツさんは、コンピュータの開発にとことん没頭することで成功を収めました。
高校で上手くいかなかったからといって、その先の人生が決まってしまうわけではありません。スクールカーストなど気にせずに、自分が好きなことに打ち込むことが人生を豊かにする秘訣なのかもしれませんね。
The post スクールカーストって本当にあるの?アメリカの高校のリアルが話題に appeared first on dora.