
出典:https://youtu.be/9ekhXi2n2Dc
インスタで大流行の「#followmeto」って何?
世界中で利用されている写真投稿SNS「Instagram」(以下、インスタ)で現在大流行を見せているハッシュタグ、それが「#followmeto」です。
このタグで検索してヒットする写真はなんと43万枚超。そのほとんどが「建物や景色に向かって女性がカメラマンの手を引いている」という構図を使っています。「follow me to」は英語で「私についてきて」という意味。だからみんなしてこの構図で写真を撮っているんですね。
こちらはノルウェーのユーザーがニューヨックのブルックリン橋で撮影した「#followmeto」。撮影者が恋人なのかはわかりませんが、恋人同士の写真として見ると、奥ゆかしくもラブラブな「大人のカップル写真」という感じで素敵です。
こちらはドイツのユーザーが、ニュージーランドきってのリゾート地「フィティアンガ」で撮った一枚。景色もとってもきれいですが、やっぱりそっと繋がれた撮影者の手と女性の手に目がいってしまいます。
こちらはギリシャのユーザーが投稿した一枚です。特別な場所に行かなくてもそっと手をつないで撮るだけで「#followmeto」は完成します。
「#followmetojapan」タグで検索すると、日本の「#followmeto」もたくさん見つけることができます。こちらは日本人ユーザーが浜松城で撮った一枚。青い空に青いワンピース、そして繋がれた二人の手……素敵すぎか!
「#followmeto」の仕掛け人はロシアの写真家だった!
全世界でムーブメントを巻き起こしている「#followmeto」ですが、こんなにも大規模な流行になったのは、あるロシアの写真家がコツコツとこの構図で写真を撮り続けていたからなのです。
その写真家というのがこちらのイケメン、Murad Osmannさんです。彼は自分名義のインスタアカウントでフォロワー数440万人超、「followmeto」名義のアカウントでも40万人のフォロワーを抱える超人気ユーザーです。
その人気の理由はもちろん「#followmeto」。プロの写真家なだけあって、そのクオリティは息をのむほどです。彼は2011年から全世界を旅しながら、タグの元ネタとなった「Follow me」シリーズを撮り続けています。
こちらが記念すべき「Follow ME」シリーズの第一作目の写真です。当時はまだiPhoneのカメラを使って撮影していたのだとか(現在はデジタル一眼レフカメラを使用)。ところでみなさん、先ほどの写真と第一作目の写真、手をつないでいる女性が同一人物であることにお気づきでしょうか。
後ろ姿からして美人の彼女の名前はNataly Osmannさん。シリーズ開始当初はまだ恋人だったのでNatalia Zakharovaさんでしたが、2015年6月にはれて二人は夫婦となり、苗字も「Osmann」に変わったのです。
こちらが結婚を記念して投稿された「ウェディング版 Follow ME」です。キャプションには「僕は君の手を離さない。そして残りの全人生をかけて君に『愛しているよ』と言い続ける」という、Muradさんの誓いの言葉が綴られています。イケメンのMuradさんにこんな素敵な言葉を贈られるNatalyさん、さぞかし美人なんだろうな思ったら……。
後ろ姿の何十倍も美人でした(笑)Natalyさんは「Follow Me」シリーズのモデル以外にも女優やジャーナリスト、トラベルブロガーとして活動中。自分名義のインスタアカウントは100万人からフォローされています。圧倒的な美しさの中にも知的な雰囲気を持つ、最高の被写体ですね。
しかもただ美人なだけではなくて、日本の秋葉原では『美少女戦士セーラームーン』のコスプレをするようなお茶目さも持ち合わせています。こんな素敵な女性に手を引かれているMuradさん、うらやましすぎかよ……。
けっこう大変!「#followmeto」の舞台裏
長い間恋人として世界を旅しながら写真を撮り、はれて夫婦となったOsmann夫妻。写真だけを見ているとラブラブの自分たちを「Follow Me」シリーズの構図を使って全世界に発信しているだけにも見えなくもありません(暴言)。しかし実はこの写真を撮るのは、けっこう大変なんです。
#FollowMeTo India by Murad and Nataly Osmann
その大変さが垣間見えるのが、二人がインド旅行での撮影風景を収めたこちらの動画です。幻想的なインドの風景がたのしめるとともに、「Follow Me」シリーズの舞台裏も知ることができる映像になっています。

出典:https://youtu.be/7RYprwlmgS4
映像の中にはMuradさんがものすごい角度に体を倒して、手をつなぎながらNatalyさんに「もう一度、今度は手を上げて」と指示を出す場面もあります。Natalyさんの衣装も事前に彼女が現地のスタイリストなどと相談して選んだもの。これを見るだけでも「Follow Me」シリーズが単なるオノロケ写真でないことがわかります。

出典:https://youtu.be/7RYprwlmgS4
はるばる訪れた撮影予定地が閉鎖されており、新たに別の場所を探さなくてはいけない場合も。背景にこだわっているからこそ、こういうアクシンデントもつきものです。

出典:https://youtu.be/7RYprwlmgS4
時には現地の人たちから注目を受けることも。確かに西洋人の夫婦がインドで写真撮影をしていたら、注目を浴びて当然ですよね。しかし完璧な写真を撮るためにはある程度現地の人たちにも遠慮してもらわなければなりません。「ここ素敵だね、写真撮ろうか」「うふふ♪」みたいなノリでは満足のいく作品は完成しないのです。
そうして完成した写真の一枚がこちら。この一枚が完成するのにどれだけの時間と労力を使ったのかと思うと、何も知らずに見るのとはまた違う感動が湧き上がってきますね。
台湾人夫婦の「#followmeto」爆笑パロディ
「ロマンチック」という言葉がぴったりのOsmann夫妻の「Follow Me」シリーズですが、このシリーズを見事に爆笑パロディに変えてしまった台湾人夫婦がいます。
それがこちらのForrest Luさん(左)とAgnes Chienさん(右)のご夫婦です。笑顔がとっても素敵なさわやかな二人ですね!しかしこの二人が「Follow Me」シリーズをすると……。
こうなります。手をつなぐ本家「Follow Me」シリーズに対して、このバイオレンスぶり。これでは「私についてきて」というより「おら!ついて来い!こっちじゃ!」ですね(笑)しかもなんとこの写真は二人がハワイへハネムーンに出かけた時のものだそう。新婚旅行でこんな写真を撮るなんて、面白すぎます。
こちらは髪の毛を引っ張られているバージョン。Luさんの表情の面白さもさることながら、これをLuさんが自分で撮っているのかと思うと余計に笑えてきます。
二人の爆笑パロディはあまりにも話題を呼びすぎて、アメリカのニュース専門放送局「CNN」のサイトでも紹介されたほど。この記事の中でLuさんは爆笑パロディが生まれた経緯を次のように語っています。
「僕は『Follow Me To』みたいに二人で手を繋いだ写真が撮りたかったんだ。でも僕の妻はみんなと同じ写真を撮るのを嫌がった」「だから僕は『じゃあ手じゃなくていいからどこかつかんでよ』と言ったんだ。すると彼女は僕の髪の毛をつかんだのさ。そうして僕たちは一枚目の写真を撮ったんだ。」
Chienさん、おとなしそうな顔をしているのにめちゃくちゃ面白い人なんですね!Osmann夫妻のようにロマンチックに決めるのも素敵ですが、LuさんとChienさんのように楽しく写真が撮れるのもとっても素敵です。
みんなも真似して「#followmeto」
二人で一緒に行った場所をバックに、大切な人の後ろ姿と自分の存在をさりげなく切り取ることができる「#followmeto」の構図。恋人がいる人はもちろんですが、友人同士でやっても面白そうです。
その時はOsmann夫妻のようにロマンチックに決めるもよし。
LuさんとChienさんのように「笑い」を追求するもよし。ぜひ皆さんも自分だけの「#followmeto」をインスタに投稿してはいかがでしょうか。
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