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あの頃の少女を夢中にさせた「ぼく地球」とは?
1980年代、女の子たちを夢中にさせたのが…「前世ブーム」!
「前世の仲間を現世で探す」「前世の仲間たちと協力する」というストーリーの少女マンガや少女小説が大流行しました。
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その代表的な存在となるのが、「ぼく地球(タマ)」の愛称で親しまれている日渡早紀さんのSFマンガ作品『ぼくの地球を守って』(以下、「ぼく地球」)。
86年から94年まで連載され、OVA化もされた人気作です。
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前世の記憶を共有する相手を、雑誌「ブー」の投稿欄で呼びかけて探すシーンは、前世ブームを象徴しています。実際の雑誌にも仲間探しの投稿が続くなど、社会現象としての影響力もありました。
ぼく地球はいまリメイクしたら前世ネタすっげー流行りそう…実際連載中に色々あったしな…
— ヒナツ*原稿期間 (@hinacord) 2016年11月21日
んーー個人的にはSF少女漫画と言ったらぼく地球も入れて欲しいです…一大旋風したって言ってたし…
当時前世はなんとかでした…っていうハガキ投稿めっちゃあったって聞くw— 霰@コミコン ジュビリー (@arare241) 2016年11月21日
壮大なストーリー展開と緻密な設定、高い画力によって構成された作品のため、読んだあと「少女マンガ」のイメージが覆された人もいるのではないでしょうか。
ぼく地球、理解できない小さい頃読んだときは、輪くんがとんでもない悪役で、あと紫苑と未来路を混同したりしていたけれど、今読むと輪くん、、、??????
— 不純な (@meyu8j) 2016年11月27日
久々に押入れ整理してたらぼく地球出て来て読みふけってしまった。。あれは最高傑作ですよ。ほんとに好きだわぁ(*´∇`*)日渡先生神やわ。
— 千秋 (@onuchi92) 2016年11月21日
キャラクターの感情や思いなど…年齢を重ねてから読み返すと、違った印象を抱くかもしれませんね。今もなお愛され続けている、『ぼくの地球を守って』シリーズの魅力をさらに紐解いていきましょう!
ここからはネタバレ注意で「ぼく地球」シリーズをおさらいしていきます!!
『ぼくの地球を守って』のストーリーを一挙紹介!
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ぼく地球の主人公は、女子高生・坂口亜梨子(ありす)。ちょっと泣き虫だけど、草花と歌うことが好きな女の子です。
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そしてキーパーソンとなるのが、隣の家に住む7歳の少年、小林輪(りん)。何かにつけて亜梨子にちょっかいをかけてくるイタズラ小僧です!
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ある日、亜梨子の目の前で輪が15階の自宅のベランダから転落してしまいます。
一命は取り留めたものの、この事件で輪は【覚醒】。異星人の超能力者であった前世――シオンの記憶を取り戻します。
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さらに亜梨子も、シオンとともに地球を研究するため母星から月の基地へと旅立ったメンバーの一人、女性生物学者の異星人・モクレンの生まれ変わりだったのです。
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月基地にいた異星人たちはそれぞれが現世で地球人に転生しており、前世・シュウカイドウの記憶を持つ笠間春彦をはじめ、亜梨子と輪以外の5人も互いに出会う中で【覚醒】し合い、全貌が明らかになっていきます!
前世を巡る「キィ・ワード」と暴走する輪!
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前世の記憶がある7人はそれぞれに「キィ・ワード」を持っており、仲間内でも公表が禁止されているキィ・ワードが揃うと月基地が爆破されるシステムが作動!
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輪は7人が持つキィ・ワードを集めて、母星の重要なデータがいまだ残る月基地跡を爆破するため、前世からのESP(超能力)で手荒な行為に走ります。
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京都に住む地球のESP能力者、薬師丸未来路とのバトルシーンは、派手なアクションにハラハラした読者も多いのでは?
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なぜ前世の記憶を取り戻した輪は荒れてしまったの?過去のシオンとモクレン達に一体何が起こったのでしょうか?気になった方はぜひ漫画を読んでみてください!
ぼく地球の続編『ボクを包む月の光』も必見!!
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2003年、待望の続編『ボクを包む月の光』が発表されました。舞台となるのは、『ぼくの地球を守って』から16年後の世界です。次世代編である今作の主役は、亜梨子と輪の息子!
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二人の息子であり、主人公となるのは小林蓮(「蓮」のしんにょうは点2つ)。前作における輪と同じく7歳の男の子として登場します。
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また、もう一人の重要キャラクターが、カチコと呼ばれる女の子・薬師丸日路子。ぼく地球に登場した未来路の娘で、蓮の幼馴染です。お父さんと同じくESP能力者!
人と違う不思議な力を持つ蓮が、父である輪の過去に興味を持ったことをきっかけに、カチコや周りの友達とふれあいながら成長していく物語になっています!
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ぼく地球完結後、亜梨子と輪は結婚し亜梨子は声楽家に、輪は作曲家になっており、前世から続く不思議なパワーも未だ健在です!
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そして蓮は、「イケメン守護天使」「美女守護天使」に守られているという自覚を持っているのですが――そう、シオンとモクレンのこと。
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ボク月は、蓮を通してシオンとモクレン、そして輪と亜梨子が改めて前世の記憶と向き合うストーリーにもなっているのです!
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すっかり「夫婦」として、互いに支えあう輪と亜梨子の姿には、さまざまな困難を乗り越えた二人の信頼関係が垣間見えて、思わずじんわりしてしまうかも。
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そして、切ないままに終わっていたシオンとモクレンの人格も、それぞれ輪と亜梨子に同化し「幸せ」の形を見つけています。それぞれのキャラクターが過去と和解するシーンは、前作からのファンにとって涙なしには読めませんよ!
最新作『ぼくは地球と歌う』ではどうなっちゃうの!?
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そして、ぼく地球シリーズの第3章となるのが2015年3月にスタートした『ぼくは地球と歌う』。「次世代編Ⅱ」としてさらに4年後の世界を描いています。
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蓮も小学6年生になり、よりしっかりとした大人っぽい雰囲気に?
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新キャラクターとして登場するのは、蓮が花吹雪の中で出会った精悍な美少女。
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しかし彼女は、月基地にいた前世を持つ7人の前に登場し「東京タワーをよこせ」と言い始め…?
ところで、今作に登場する「東京タワー」「月基地組7人の会合」「キィ・ワード」「タイトルに入った≪地球≫」に覚えがありませんか?そうです、ファンならきっとピンとくる、初代「ぼく地球」を思わせるモチーフが散りばめられているんです!
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月基地組のメンバーは「独身組」「カップル組」に分かれていたり、その中でも「ぼく地球」の当時を思わせる描写があったりと、『ぼくは地球と歌う』は「ぼく地球」ファンが時代の流れを思いながらより楽しめる構成なんです。
わーい、ぼくは地球と歌う2巻出る〜〜〜=͟͟͞͞( •̀д•́)))
しかも特装版あるんだ!画集付き!
前回もプレミアムファンブック付き買ったから絶対特装版買おう
もう30周年なのか…
時の流れは早いよね〜…でもこの間久しぶりにOVA観たけど何回も見たくせに引きこまれた
— チハルヒ@凛推し (@chiharuhi) 2016年11月14日
またぼく地球一気読みして泣こう
— ウキヨエで爆発したあげせん (@senbei1616) 2016年11月28日
待望の最新刊第2巻は、2016年12月20日に発売!さらに、ぼく地球30周年を記念して制作された【画集付き特装版】も同時発売されます。
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画集はシリーズ3作品からイラストを多数収録しており、しかも表紙は描き下ろしのため、ますます見逃せませんね。
「しばらくマンガ離れしていた…」という人も、『ぼくは地球と歌う』を読んで、もう一度ぼく地球シリーズの熱い思い出に浸りませんか?
The post 少女漫画の超名作「ぼく地球」シリーズ最新作『ぼくは地球と歌う』が胸熱すぎる! appeared first on ドーラ.