
出典:http://www.nicovideo.jp/watch/sm3504435
改めて知っておきたい!「ボカロ」って何?
ボーカロイド 初音ミク デモソング
ボカロの愛称で親しまれる「ボーカロイド」は、バーチャルシンガーとして登場後、またたく間に広がっていきました。
(詳しくはこちら:新しい楽器にしてアイドル・ボカロとは?「ボーカロイド」を説明してみた)
中でも代表的なキャラクターである初音ミクの誕生は2007年8月31日。
『初音ミク』千本桜『オリジナル曲PV』
発売当初はインターネット上で密かにブームを見せている存在とされていましたが、色々な人の手によって次々と新しい楽曲が発表されるうち、さらに話題に。
特に黒うさPによる『千本桜』は、小林幸子さんによって2015年のNHK紅白歌合戦で披露されたことも話題となりました。
私がボカロ(ミクちゃん)の黎明期に立ち会った時は、一般の方の反応って「電子音になに盛り上がってるの」みたいな冷たい雰囲気だったのに、今や9歳の姪っ子が「将来ミクちゃんみたいになりたい!」って言うくらいになってるのってすごいことだと思うの。姪っ子大好きだし、ミクちゃんも好きだから。
— やまばと (@yamabatoo) 2016年11月4日
今でこそ、一般的な認知度が高まっているボカロ。
改めて「黎明期」と呼ばれる2007~2008年の懐かしい名曲を振り返ってみませんか?
2007年に投稿された懐かしいボカロ名曲
【初音ミク】みくみくにしてあげる♪【してやんよ】
まずご紹介するのは、初期の名曲の中でも特に高い人気を博す「みくみくにしてあげる♪」。
投稿されたのは、2007年9月20日。再生数は、脅威の1200万再生(2016年11月現在)!ボカロの歴史を語る上で、外せません。
出典:http://www.nicovideo.jp/watch/sm1097445
今でも動画にはサビ前からサビにかけて「みっくみく弾幕」が。驚きの一体感が、根強い人気を証明しています。
初音ミクにオリジナル曲を歌わせてみたその1 (迷惑なあなた)
お次は、「最古にしてサイコ」という「誰がうまいこと言えと」と言いたくなるこちらの楽曲。
2007年9月9日に投稿され、なぜか不安をかきたてられるのにリピート再生がとまらなくなるとカルト的人気を呼びました。
出典:http://www.nicovideo.jp/watch/sm1022235
ボカロが持つ独特な機械的な音声が、不安を助長させます。そして映像の内容もまた怪しげ…。
今よりもインターネットがクローズドな環境だった頃のアンダーグラウンド感に通ずるのかもしれませんね。
「ハジメテノオト(Fullバージョン)」
2007年10月14日投稿のこちらは、胸が温かくなるような曲調と歌詞が愛されています。「みんなのうた」タグが貼られ、しっとりと聞き込みたい一曲。
出典:http://www.nicovideo.jp/watch/sm1274898
コメント欄も温かな雰囲気で「やっぱり好き」「泣ける」「ボカロの良さがある」と、愛に溢れています。
初音ミクがオリジナル曲を歌ってくれたよ「メルト」
胸キュン系恋愛ソングの定番として外せないのがこちらの楽曲。
2007年12月7日に投稿されて以来どんどん再生数を伸ばし、『みくみくにしてあげる♪』『千本桜』に続いて1000万再生を突破した、代表曲の一つです。
出典:http://www.nicovideo.jp/watch/sm1715919
とにかく歌詞のかわいさが特徴!初音ミクが、一般的に認知されているアイドルやアーティストと同じように恋愛の楽曲を歌い共感を得るという構図を作る上で、大きな役割を遂げた名曲なのです。
発売から1年!2008年はよりハイクオリティに
初音ミクがオリジナル曲を歌ってくれたよ「ワールドイズマイン」
2008年5月31日に投稿されたこちらの楽曲も、ボカロ初期の胸キュンソングとして忘れてはいけません。
張り上げるようなサビは歌うのが難しく、だからこそ歌い甲斐がある!と「歌ってみた」動画もどんどんアップされました。
初音ミクの消失(LONG VERSION)
歌い甲斐を考える上では、こちらの楽曲も外せません!
2008年4月8日に投稿され、イントロ~Aメロにかけての畳み掛ける早口に驚かされた人が多数。
出典:http://www.nicovideo.jp/watch/sm2937784
人間が歌うのには不可能でしょ!?と言えるほどの早口も、バーチャルボーカリストだからこそ正確に歌い上げられるんですね。
「ブラック★ロックシューター」
イラストレーターのhukeさんによるオリジナルキャラクターからインスピレーションを受け、完成したこちらの楽曲。
2008年6月13日に投稿され、またたく間に反響を呼びました。
出典:http://www.nicovideo.jp/watch/sm3645817
元ネタとなったhukeさん自らが動画編集を担当しているため、動画としてもクオリティが高く見応えがあります。
色あせない懐かしい名曲を、もう一度
VOCALOIDの基本的な使い方
誰でも気軽に操作でき、ボーカルの入った曲を作ることができるボカロは、当時は革命的な存在。
ボカロによって多くの名曲が生まれ、ボカロをきっかけに脚光を浴びた人も数えきれません。
いわゆるボカロ黎明期の曲についてお酒飲みながらカラオケで語り合いたいけどそういう話できる相手がいないんだよなー
— Sol-Fa303 (@solfa303) 2016年10月18日
改めて聴くと「懐かしい!」と感じたり「今聞いてもいい曲だなあ」と実感したり「この楽曲の初投稿からもう○年も経っているなんて…」と愕然としたりするのではないでしょうか。
こうした新鮮な気持ちになれるのは、どの楽曲も、時が経っても色あせないまさに「不朽の名曲」だからなのでしょう。
ちょこちょこ好きなボカロ曲を聴いているけどいいなぁ…懐かしい
— 羊飴 (@sheepcandy) 2016年11月9日
新しく誕生した話題の名曲だけでなく、「伝説入り」「殿堂入り」を果たした不朽の名曲を、改めて聴き込んでみるのもいいですよね。